鉄筋コンクリート用棒鋼などを生産する清水鋼鉄(本社千葉県浦安市)は、苫小牧市勇払の苫小牧製鋼所の敷地内に製品倉庫を新設する。需要期には一部を加工場として活用し、顧客のニーズに対応したい考えだ。
苫小牧製鋼所では、2016年11月に加工製品工場が完成。「付加価値商品」と呼ばれる表面がねじ状の鉄筋やリング状のせん断補強筋などの加工を手掛ける。同商品は道内の建設現場などから引き合いが強まっている。
需要が高まる一方、15万3400平方メートルの広い敷地内では加工場と倉庫の間に市道があるため、製鋼所内での輸送をスムーズに行えないなどの課題があり、加工場隣接地に、4棟目の製品倉庫を建設することになった。
倉庫の名称は「北ヤード製品倉庫」。鉄骨鉄筋コンクリート造り平屋建て、延べ床面積約2000平方メートル。倉庫内に4・9トンの天井クレーン2基を設置する。需要期には一部を工場として使用。年間加工販売量を現在の約9000トンから1万トン以上に引き上げる方針だ。
4月3日に地鎮祭を実施。10月末の完成を目指す。
同製鋼所の山本英晴常務は「鉄筋需要が減少していく中でも付加価値商品に対するニーズは高まっている。加工能力を高めたい」としている。
同製鋼所は、1970年6月に清水製鋼苫小牧工場として誕生。83年10月に清水鋼鉄苫小牧製鋼所に改称した。新技術を導入しながら、道内で発生した鉄くずを主原料に鉄筋コンクリート用の棒鋼や丸鋼などを生産している。
















