苫小牧市は今年度から5カ年で実施する「総合防犯計画」を策定した。安心して暮らせる市民生活の確立に向けて、行政と市民、事業者の連携による防犯活動の取り組み方針などを明記。公園や通学路を中心に15台の防犯カメラ設置を進める実施計画も盛り込むなど、市民と一体で安全安心なまちづくりを進める方針だ。
同計画によると、苫小牧市内で発生した刑法犯認知件数は2010年の2127件がピークで、18年は1098件と減少傾向をたどる。一方、18歳以上の市民に昨年行ったアンケートでは、全体の6割が犯罪被害への不安を感じており、街路灯や防犯カメラの設置などを求める回答が半数以上に上った。
計画では、▽青色回転灯パトロール車による地域巡回▽「こどもSOSの家」ステッカー▽防犯ガイドブック発行(年1回)▽町内会などを対象とした防犯リーダー研修会の実施▽犯罪被害者相談窓口の設置―などを明記。市民の取り組みとして、自宅など身の回りの安全対策や防犯教室への参加などを盛り込んだ。
市民生活課によると、要望の多い防犯カメラは19年度末時点で349台が設置済み。今後5年間で通学路などを中心に12カ所15台を新設する。今年度は川沿公園(川沿町4)に3台、21年度はすこやか公園(ときわ町3)、ときわ公園(同1)、ときわ4丁目公園にそれぞれ1台ずつ設置する。
担当者はスケジュールに沿って計画を進める考えで「犯罪抑止と市民の不安払拭(ふっしょく)に努めたい」としている。
















