苫小牧市美術博物館と勇武津資料館 感染対策徹底で再開

開幕した企画展=12日午前10時ごろ、苫小牧市美術博物館

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で休館していた苫小牧市美術博物館=末広町3=と、勇武津資料館=勇払=が12日、市内の公共施設としては一足早く再開した。いずれも4月21日以来22日ぶりで、感染予防のため衛生対策を徹底。美術博物館では今年度最初の企画展「水と生命」も開幕している。両施設の館長を務める武田正哉さんは「万全の予防対策は講じているが、来館者にはマスク着用などの協力をお願いしたい」と話している。

 苫小牧市の公共施設は現在、ウイルス感染拡大防止の観点から一斉休館中。一方、感染対策を徹底した施設などを対象に休業要請解除を認める政府方針が出されたことを受け、市内では美術博物館と勇武津資料館の2施設について先行再開した。

 美術博物館は施設1階の常設および企画展示を公開。来館者の「密」を避けるためベンチなどを撤去したほか、観覧時に人との距離を空けるよう呼び掛け。館内の換気やアルコール消毒液の設置など予防策を講じている。なお、感染リスクを減らすため今月の企画関連イベントは開催を見送った。

 再開初日の午前中に来館した市内元中野町の高松弘さん(75)は、企画展を見ながら「自然にあふれた昔の苫小牧を思い出した」と話し、隣接する図書館など他の公共施設の開館も心待ちにした。

 一方、勇武津資料館では、業者が館内の換気や清掃をはじめ、手すりやドアノブ、テーブルなど来館者が触れる部分を中心に入念な消毒作業を行った。来館者には、手指消毒とマスク着用、滞在時間の短縮、「密」の防止、飛沫(ひまつ)感染を防ぐため会話などを控えるよう張り紙で注意喚起をしている。

 12日は午前10時ごろに家族連れ3人が来館し、15分ほど滞在したという。嘱託職員の二階堂啓也さんは「こういう時期なので来館者への対応はしっかりしていきたい」と話した。

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