苫小牧市内スーパー 粉物の品薄続く ”巣ごもり”で需要急増

苫小牧市内スーパー 粉物の品薄続く ”巣ごもり”で需要急増
品切れ状態となっているホットケーキミックスの陳列棚=フードD365沼ノ端店

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で外出自粛の動きが続く中、小麦粉やたこ焼き粉などの”粉物”が品薄になっている。苫小牧市内のスーパーの多くは商品が品切れになっており「発注しても全く入ってこない」(店舗関係者)という。農林水産省は家で過ごす人が増え、家庭で手軽にお好み焼きやホットケーキを楽しむ巣ごもり消費で需要が急激に高まったとみている。

 市内北栄町のフードD365沼ノ端店では、政府の緊急事態宣言が全国に拡大した4月ごろから粉製品の売り上げが急増。強力粉やたこ焼き粉、ホットケーキミックスなどは陳列棚に商品が並ばない状態が1カ月ほど続いている。

 担当者は「通常は発注すると翌日に入荷する商品でも、今は不定期で数袋しか入ってこない」という。パスタ類も同様の傾向で、普段は30種類ほどの商品が並ぶ棚も品薄となっている。

 イオン北海道(本社札幌市)も市内6店舗で3月ごろから粉製品が売れ始めたといい、広報担当者は「入荷してもすぐ売り切れる。十分に商品が提供できていない状況が続いている」と話す。

 農水省は品薄の原因について、休業要請や臨時休校により自宅で過ごす人が増え、簡単に調理できる粉製品やパスタ類の需要が一時的に高まっていると説明する。貿易業務課の担当者は「各メーカーは大型連休中の稼働や袋詰めの外部委託など増産対応を取っているが、巣ごもりで需要が高まり追いついていない」と語る。

 同省によると、原材料の海外産小麦は政府が輸入したものを安定供給し、国内備蓄も約90万トンを確保している。担当者は「メーカーの原材料も十分な量があるので需給は徐々に改善する見通し。買いだめせず落ち着いた消費活動をお願いしたい」と強調する。

 粉製品の需要増に連動し、電気調理器も売り上げが伸びている。市内柳町のヤマダ電機テックランド苫小牧本店では、4月に入ってホットプレートやたこ焼き器が人気で、一部で品切れ商品もある。担当者は「メーカーに入荷日を問い合わせている状況。緊急事態宣言の期間がさらに延長すると在庫切れが長引く可能性もある」と話す。

 ホットプレートなどを製造販売する象印マホービンの広報担当者は「生産体制は通常通りだが、需要が急増し納品が多少遅れている地域もある。在庫はあるので順次出荷を進めていく」と話している。

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