苫小牧の市民団体 不織布製の防護ガウンを手作り、個人や施設に配布へ

苫小牧の市民団体 不織布製の防護ガウンを手作り、個人や施設に配布へ
手作りの不織布製防護ガウンを試着する市民団体の関係者

 苫小牧の市民団体、平等社会を推進するネットワーク苫小牧高橋雅子会長)は新型コロナウイルスの感染拡大リスクを減らすため、不織布製の防護ガウンを手作りし、必要とする個人や施設に配布することを計画中だ。防御性に優れた医療用とは機能が異なるものの、介護現場など濃厚接触の場面が多く医療資材が不足している施設に役立ててもらう考え。個人や介護施設などからの希望を募っている。

 高橋会長が今月初め、札幌市内の縫製工場が包装用の不織布を使った医療用防護ガウンの生産を始めたことをテレビニュースで知り、「同じようなものが作れるのでは」と着想したのがきっかけ。知人で洋裁講師の内潟恵美子さんに協力を仰いだ。

 11日に手作りした試作品は、花束などを包む不織布を使用。首の後ろと腰の2カ所をひもで結ぶデザインで、作業の妨げにならないよう袖口にゴムを入れて工夫した。動きやすく着心地も良いなど満足できる出来栄えに仕上がったという。

 国内では新型コロナの流行拡大で医療用防護ガウンが不足。感染拡大が深刻な地域では、応急的な代用品としてビニール袋を使った防護ガウンを一般家庭で作ってもらい、寄贈を呼び掛ける医療機関もある。今回の手作り防護ガウンは医療用と材質や製法が異なるが、感染防止の一助になるとして注目を集めそうだ。

 同団体は、発熱やせきなどの症状を伴う利用者と接する高齢者施設や自宅介護者、さらに医療用防護ガウンが不足している個人医療機関などに提供する考え。

 高橋会長は「医療や介護の現場にいる皆さんは人と密接に関わることが多い。不安に感じる場面で活用してもらえれば」と話している。

 問い合わせや手作り防護ガウンの申し込みは同ネットワーク 電話0144(32)3544(市男女平等参画推進センター内)、または市社会福祉協議会 電話0144(32)7111。

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