苫小牧市でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)への参入を目指していたカナダの投資会社クレアベストが、4月30日で苫小牧市表町の事務所を閉鎖した。道が2020年度予算でIR関連費計上を見送ったことなどが理由。
事務所は18年1月に開設。市内で講演会を開くなどし、実績をアピールしてきた。
市がIR誘致を見据えた国際リゾート構想を掲げ、同年度予算に国際リゾート構想推進事業費を計上したことに一定の評価をする一方、誘致を判断する道の姿勢や全国の状況を踏まえ、閉鎖を決めたという。
担当者は「北海道の魅力がなくなったわけではない。今回は誘致に向けた具体的な動きがなかった」と指摘。当面はIR誘致を推進する和歌山県での参入を目指すが「道がIRを必要とし、予算を計上するなどした場合は協力したい」と話した。
市内ではIR事業者4社が事務所を開設していたが、今年2月以降、事務所の閉鎖が相次いでいる。市内で事務所を残しているのは米国のハードロックのみとなった。
















