ソプラノ歌手の金宮亜弥さん CFで公演延期の資金募る

ソプラノ歌手の金宮亜弥さん CFで公演延期の資金募る
演奏会の再延期公演に向け、クラウドファンディングに乗り出した金宮さん(右)

 新型コロナウイルスの影響で2度の公演延期を余儀なくされたソプラノ歌手、金宮亜弥さん(37)=札幌市在住=が、インターネットで資金を募るクラウドファンディングに乗り出し、苫小牧市でのリサイタル実現を目指している。11月に入場者数を半分に減らして開催する予定で、赤字が見込まれる分の協力を呼び掛けている。

 金宮さんは苫小牧で年に数回、コンサートを行っており、中でも弥生教会(弥生町)でのリサイタルは人気企画となっている。今年も4月29日に計画していたが、新型コロナの感染者増加を受けて5月23日に延期。4月に入って感染拡大がさらに深刻化したことから、5月の開催も断念した。

 2度の日程変更に伴い、チラシの印刷や関係者への案内の送付など予定外の出費が発生。再延期公演は11月を予定しているが、感染予防の観点から入場者数を当初の100人から50人に半減させる考え。このため、チケットの売り上げで出費を取り戻すことは難しく、赤字が必至となった。

 「新型コロナウイルスが収束しても、資金面から活動をすぐに再開することは難しく、どうしたらいいか分からなくなった」と話す金宮さん。悩んだ末、クラウドファンディングを活用し、新しいチラシの印刷など再延期に掛かる費用を援助してもらうことを決めたという。

 目標額は20万円。6月20日までインターネットサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で実施している。5000円以上の援助で、11月の再延期公演の入場チケットが返礼品として贈られる。

 金宮さんのリサイタルは、市教育委員会による今年度の市民文化芸術振興助成事業。市教委によると、今年度は金宮さんの公演を含め24のイベントが助成対象となっているが、うち七つが中止または延期を決めたという。金宮さんは「自分と同じように新型コロナで苦しんでいる音楽関係者も多いはず。私のチャレンジが一つのモデルケースとして、皆さんの参考になれば」と話している。

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