JR北海道の島田修社長は20日、札幌市内の本社ビルで記者会見し、新型コロナウイルスの影響による需要減少で、31日まで予定していた「快速エアポート」(札幌―新千歳空港)や一部特急列車の減便、減車を翌日以降も当面継続し、6月14日から規模を拡大すると発表した。また、年度末までに200億~300億円規模の減収が生じるとの見通しも示した。
同社は3月下旬から札幌―旭川間の「ライラック」「カムイ」など一部の特急の減便を開始。「快速エアポート」も今月16日から1日当たり16本運休していた。利用者の減少が続いているため、減便を継続した上、6月14日から減便の規模を拡大する。
具体的には「快速エアポート」を新たに12本運休する。内訳は札幌発(午前9時23分、10時12分、11時24分、午後0時24分、1時11分、2時23分)の6本と、新千歳発(午前10時18分、11時6分、午後0時18分、1時18分、2時6分、3時18分)の6本が対象となる。
他に旭川―網走間の特急「大雪」(1日4本減)、旭川―稚内間の「サロベツ」(1日2本減)などの運休も新たに追加することで、通常時と比べて1日計66本の運休とする。
同社によると、外出自粛が要請されていた、5月4日時点の北海道新幹線(新青森―新函館北斗)の利用は過去最低となる前年同日比98%減の200人で、「快速エアポート」は89%減の5150人。主要駅の乗降客数としては、4日は札幌駅が88・9%減の1万8090人、新千歳空港駅が92・6%減の2670人。
島田社長は「一般客の観光需要は年内、インバウンドは年度内の回復は難しい。今期は200億~300億円の減収があることを想定して準備をしていかなければならない」とし、「コスト削減と増収ではカバーできないので、設備投資の見直しに手を付けずにはいられない。大きいものを一定程度見合わせないとこの金額には届かない」との見方を示し、「(新型コロナの)感染防止に全力を挙げ、終息まで事業の継続に専念するのが最大の課題」と強調した。
















