苫小牧市は今年度、先進的な技術などを持つ企業と連携して課題解決、新規事業の創出に取り組む事業所向けの支援制度を開設した。「イノベーション活性化事業」と銘打ち、関連経費の一部について最大100万円を補助する。6月30日まで申請を受け付けている。
道内外のベンチャー企業と地元企業のマッチングを通じ、新規事業の実現を後押しする「イノベーション基盤構築事業」(2016~19年度)の後継事業。従来の市が主催するベンチャー企業を迎えたマッチングイベントは開かず、苫小牧工業高等専門学校のC―bace、テクノセンター、道央産業振興財団などが技術支援や先進企業の紹介、導入後の事業化支援を行う。
先進的な技術やサービスを持つ企業と連携した商品や技術、サービスの開発、新たなビジネスモデル構築、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)などの先端技術導入などをサポートする。
市工業・雇用振興課の担当者は「新型コロナウイルスの影響を受け、新たなビジネスを模索する際にも活用してほしい。先進的な技術やサービスを持った企業を紹介できるので、関心があれば相談を」と呼び掛ける。
具体的には物品購入や機材のリース、ソフトウエア導入、印刷製本費などが支援対象。補助率は3分の2で、20年度事業の予算は補助総額で600万円。
選考委員会を経て、8月上旬に採択事案を決める。事業期間は採択日から来年3月末まで。
過去のイノベーション基盤構築事業では、25件の実証試験を実施。市内の鉄工所は同事業を活用してVR(仮想現実)技術を用いた機械加工時の作業者の視線が疑似体験できる企業説明会用のツールを開発した。
申請、問い合わせは市工業・雇用振興課 電話0144(32)6436。
















