倉庫、港湾物流の苫小牧埠頭(苫小牧市)と新千歳空港を運営する北海道エアポート(千歳市、HAP)は1日、「北海道ダブルポート連携基本協定」を締結した。北海道の玄関口である苫小牧港と新千歳の特性を生かした物流、道内経済の活性化を目指す。海上輸送と航空輸送の連携は、国内では沖縄県や福岡県などで進んでいるが協定の締結は全国初という。
連携項目は(1)輸出戦略商品などの継続的情報交換と共有化(2)共同作業によるダブルポートセールス(3)倉庫バックアップ機能としての相互利活用(4)非常時の相互補完を通じた業務継続計画(BCP)強化と地域物流の安定確保(5)その他長期的構想・課題についての研究―の5点。
具体的には、苫小牧港利用推進協議会が行うポートセールスに空港関係者が参加したり、国内のPR展への出展、貨物スペースの相互利活用、災害時に緊急時物資輸送の協力などを想定する。
首都圏の物流保管機能の代替といった物流の長期的課題の研究も行う方針だ。
苫小牧埠頭の橋本哲実社長は「ダブルポートの具体的な取り組みとして、民間企業同士で第一歩を踏み出した」と意義を強調。「苫小牧と千歳は北海道の成長のハブ(拠点)になり得る。海と空をうまく連携させ、道内の発展に貢献したい」と語る。
北海道エアポートは、新千歳空港以外の道内6空港(稚内、函館、釧路、女満別、旭川、帯広)から新千歳に空輸された水産物や農産物を苫小牧埠頭の倉庫などで貯蔵。苫小牧港から輸出する構想を抱く。
蒲生猛社長は「両港を生かした人と物の動かし方を考えていく」と話した。
















