日本絵手紙協会公認講師で、苫小牧絵手紙の会の会長を務める苫小牧市新明町の佐々木順子さん(67)が、大阪府泉佐野市教育委員会主催の「第10回タオル筆で描く絵てがみコンクール」で奨励賞を受賞した。「断捨離」や「終活」といった人生の終わりへの活動が注目される中、趣味や孫の成長を楽しむべく「まだまだ頑張るよ!」と決意をしたためた力強さあふれる作風が評価された。
コンクールは、タオル産業発祥の地である同市のPRを目的に10年前から開催。応募には、使い古したタオルの切れ端を割り箸に巻いた「タオル筆」を使用するのが条件だ。
今回は東京五輪・パラリンピックにちなみ「かがやけニッポン、がんばれ私」がテーマ。一般の部、子どもの部合わせて2252点の応募があり、うち入賞は454点。道内からは佐々木さんを含め奨励賞6人、入選7人だった。
作品は縦35センチ、横70センチほど。10年前に夫の孝さん(享年60)を亡くし断捨離を試みたものの、17年ほど続けている絵手紙の作品は増えるばかり。「断捨離なんて!!おひとりさまになったけれど、まだまだ趣味を楽しみたい」と一筆。5歳から11歳までの5人の孫を思いながら「孫の成長も見たい。東京オリンピック、パラリンピックも見たい。まだまだ頑張るよ!」と続け、自身の決意をあらわす握り拳を力強く描いた。
佐々木さんは苫小牧市男女平等参画センターの市民サークル「風のたより」で活動しているが「タオル筆」を用いたのは数えるほど。「描くのにはこつが必要だったが、文字の大胆なかすれ具合など、タオル筆らしさを表現するのにこだわった」と振り返る。「まさか入賞するとは思わなかった。とてもうれしい」と喜びをかみしめている。
















