苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は12日、2020年3月期(2019年度)決算を発表した。売上高は前期比0・3%増の1813億円となり、2年連続で過去最高を更新した。昨年は新たな生産ライン2本が稼働して増収となったが、今年2月以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、微増にとどまった。
19年度の製品販売数は自動変速機(AT)、無段変速機(CVT)、ダイレクトシフトCVTなどの「トランスアクスル」が1・1%(1万3000台)減の141万4000台、「トランスファー」は1・4%(1万6000台)減の53万9000台。
19年10月に「ダイレクトシフトCVT」の生産ラインを1本増設して2本にし、月産定時能力が2倍の4万台に。同12月にハイブリッドトランスアクスルの新機種の生産ラインも稼働を始め、月産2万台の定時能力に対し同1万台程度から生産をスタートした。
いずれもトヨタグループの高品質戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に対応した製品。昨年の相次ぐ生産ライン立ち上げは、新旧ラインの交代という側面もあり、販売数は減ったが増収につながった。
一方、2月中旬からコロナの影響でトヨタ自動車本体の生産体制と連動し、中国向け製品を減産したことが打撃となり、売上高は微増にとどまった。4月以降は国内外向け製品の減産が拡大しており、コロナ禍の厳しい状況は当面続きそうだ。
















