告知も芸術を意識 苫小牧アートフェス中止 博物館窓ガラスに色鮮やかな絵

告知も芸術を意識 苫小牧アートフェス中止 博物館窓ガラスに色鮮やかな絵
市美術博物館の窓に作品を制作するアーティストたち

 中止になった「苫小牧アートフェスティバル2020」に代わり、中止を知らせるポスターの周りを芸術で彩る試みが苫小牧市美術博物館(末広町)で始まった。苫小牧や札幌の芸術家らが7日、窓に掲げたポスターの近くにカラフルな動物や植物などを描き、華やかな空間を出現させた。

 絵は、博物館正面玄関付近の窓ガラス(縦2・36メートル、横1・63メートル)4枚分を使った大作。

 札幌の美術家、森迫暁夫さんによる鳥や植物、きのこなどの絵を元に、ごみになった牛乳パック、お菓子の袋などを素材に60種類もの型紙を事前に制作。その型紙を使って窓に30色近くのスプレーを吹き付け、鳥たちが草花のように見えたり、「だってわるくない」とクマが語り掛けたりする少し不思議で、彩り豊かな作品を約7時間かけて仕上げた。

 同フェスは末広町の出光カルチャーパーク(市民文化公園)を主会場に7月25、26日に予定されていた。10回目となった2019年度、2日間で約1万3400人が来場するほどだったが、今回、中止を初めて決断。実行委員会は苫小牧を拠点に活動する彫刻家の藤沢レオさんに協力を頼み、アーティスト4人が参加した。

 藤沢さんは「こんな時だから、中止というネガティブなこともアートを通して少しでも楽しめたら」と話した。同フェスが予定されていた7月26日まで展示する。

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