浦島伝説の変化解説 元苫駒大教授の林さん講演

浦島伝説の変化解説 元苫駒大教授の林さん講演
浦島伝説の奥深さを知る市民ら

 元苫小牧駒沢大学教授で、長年にわたり浦島伝説を研究してきた林晃平さん(65)による講演会が13日、苫小牧市立中央図書館で開かれた。林さんは浦島伝説に関連した絵皿や灰皿、掛け軸など、自身が所持する貴重な資料を示しながら、時代によって形を変える浦島伝説について分かりやすく伝えた。

 市民ら30人が参加した。林さんは「浦島伝説には1300年以上の歴史があり、浦島太郎を探れば日本文学の歴史が分かる」と説明。亀ではなく鯛やシャチ、ワニに乗っている絵皿や掛け軸などを紹介し、さまざまな伝説と融合しながら、その時代の浦島太郎が作られたことを解説した。

 また、あえて浦島太郎を描かず、玉手箱、釣り竿といった小道具だけを描く「留守模様」についても説明。着物やかんざし、陶磁器などに用いられている表現法で、林さんは「留守模様の成立によって、浦島伝説は一つの完成した結末を迎えた」と述べた。

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