苫小牧市消防本部は18日、市内末広町で2015年に重油漏れを起こし、使用停止となっていた王子製紙苫小牧工場(王子町)の重油移送配管が1月10日付で用途廃止されたことを明らかにした。
同日の市議会安全・安心及び市民ホールに関する特別委員会(松尾省勝委員長)で報告した。
同配管は苫小牧協和サービス(元中野町)から同工場に重油を移送する延長2990メートル、外径216・3ミリの地下埋設管。15年3月の自主検査で圧力低下を確認し、ボーリング調査で末広町で最大136リットルの油漏れを確認した。
報告では、漏れた油の回収と配管内の洗浄および管内の残存油を除去し、17年1月に検査を終了したが、配管の全体が腐食し大規模交換が必要なため、今年1月10日付で用途廃止したという。同本部は「配管内の危険物が完全に除去され、火災の危険がないことから消防法に基づく廃止届を受理した」と述べた。
これらの埋設配管を用途廃止した場合、撤去する必要があるが、市消防本部は地上に国道や道道、市道、市民文化公園などがあるため困難と説明。これに対し、委員会では岩田薫氏(民主クラブ)が「将来陥没する可能性がある」、冨岡隆氏(共産)も「市民周知はどう図っていくのか」などと危険性を指摘。同本部は「消防として関与し、指導する」と理解を求めた。
















