北海道アイヌ協会は21日、道立道民活動センター(中央区)で定例総会を開き、役員を改選した。7代目となる新たな理事長に新ひだか地区の大川勝氏(75)、副理事長に千歳地区の中村吉雄氏(71)、常務理事に前理事長で白老地区の加藤忠氏(81)をそれぞれ選出した。任期は2年。
大川氏は2004年から同協会理事として活動し、農林漁業部会長、総務副会長、総務部会長を歴任。アイヌ民族文化財団理事も担っている。「加藤理事長の考えを受け継ぎ、会員、役員と協力しながら権利回復に向け一歩一歩着実に進みたい」とあいさつした。
中村氏は04年から同協会理事で、千歳協会の会長も兼務。「大川理事長の手伝いを積極的にし、皆さんの意見を聞いて協会をまとめていきたい」と抱負を述べた。
加藤氏は04年から6期16年にわたり理事長を務め、昨年のアイヌ施策推進法制定に尽力。「振り返るといろんな出来事が浮かんでくる。皆さまのお力を借りてここまで取り組めた」と感謝し、「未来に向かっての新しい始まり。皆さんと一緒にやっていきたい」と語った。
理事長ら3役は、同日選挙で決定した理事16人による互選で決まった。総会には約70人が出席し、19年度の事業実績と決算案のほか、▽アイヌ施策推進法の法制理解と利活用▽生活向上施策の検討―などを柱に据える20年度の事業計画と予算案も承認した。
大川、中村、加藤の3氏を除く理事は次の通り(敬称略)。
阿部一司(札幌)椎久健夫(八雲)宇治義之(豊浦)鱗川広美(苫小牧)澤本幸雄(むかわ)木村英彦(平取)溝尾清治(新冠)菊地修二(様似)岩間明彦(えりも)小川哲也(本別)廣野洋(阿寒)小川悠治(標津)高木喜久恵(白糠)
















