苫小牧青年会議所(JC)は先月、能登半島地震(今年1月)で被害の大きかった石川県珠洲市、輪島市、能登町を訪れ、支援金10万円をそれぞれに届けた。保坂俊也理事長、玉川健吾前理事長が被災地へ向かい、善意を手渡した。
2018年の胆振東部地震の際、全国のJCから苫小牧市へ支援金や物資が届けられたことへの恩返しができればと、市内の商業施設前などで複数回にわたって募金活動を行うなどして支援金を集めた。今年2月には北海道地区のJCが協力し合い、荷物を運ぶ一輪車や土のうも届けている。
2人は11月21日に現地入りし、倒壊したままの家屋や崩れて蛇行した道路など、復旧が進んでいない現状を目の当たりにした。珠洲市で懇談した泉谷満寿裕市長は「断水が続き、若い人を中心に県外へ移り住む人が増えている。今後の復旧や、まちづくりをしていく上での課題の一つだ」と苦悩を語ったという。
保坂理事長は、胆振東部地震の際の援助に感謝を伝えた上で「地震の後に豪雨もあり、住民の皆さんの不安は非常に大きいと思う。災害対策がなされ、住みやすいまちになってくれたら」と一日も早い復興を願った。



















