北海道エアポート(HAP)は、運営する道内7空港の除雪隊のうち、旭川を除く6空港の愛称を決めた。ロゴマークとともに発表するイベントを4日、新千歳空港の国内線ターミナルビルで開催。このうち新千歳は、強靱(きょうじん)な自然に立ち向かうイメージで、ヒグマをモチーフにしたロゴとし、愛称は北欧神話に出てくる戦士ベルセルクと掛け合わせた「ベアセルク」に決まった。
HAPは、既に愛称があった旭川を除く除雪隊の愛称を9~10月に一般公募。全国から1万21件の応募があり、各空港除雪隊の愛称とロゴを決めた。新千歳以外の愛称とモチーフは、稚内がノーザンハウンズ(樺太犬)、釧路がスノージークレインズ(タンチョウ)、函館がホワイトノア(エゾモモンガ)、旭川がワックスウイングス(キレンジャク)、帯広がシルバーアリオン(ばんえい馬)、女満別がイーグルスイーパーズ(オオワシ)。旭川はもともと付いていた愛称に合わせてロゴを決めた。
除雪隊は新千歳の225人をはじめ、7空港で計435人体制で滑走路や誘導路などの除雪に当たり、安心、安全な空の旅の提供につなげている。HAPの蒲生猛社長は「大勢の方に立派な名前を考えていただいた」と感謝し、「『冬の北海道は雪の心配がない』と皆さんに思っていただけるような空港にしたい」と気持ちを新たにした。
ロゴマークは来季以降、除雪車や作業服に使うことも検討している。
















