苫小牧東高演劇部が全国大会へ 脚本は部員作 56年ぶり

苫小牧東高演劇部が全国大会へ 脚本は部員作 56年ぶり
56年ぶりの全国大会出場を決めた苫小牧東高校演劇部員

 苫小牧東高校の演劇部(部員18人)が、来年7月26~28日に高松市で開かれる第49回全国高等学校総合文化祭演劇部門に北海道代表として出場する。部員創作の脚本による快挙。56年ぶり4回目となる全国切符獲得に、部員らの士気は上がっている。

 同部は9月の高文連苫小牧支部演劇発表会で、2年生の晴山能さん(17)脚本の「やっぱり、こっちがいい」を上演。部員7人で高校生のリアルな恋愛事情を表現し、11月15~17日に小樽市民センターで開かれた全道大会で最優秀賞に輝き、全国大会進出を決めた。

 全国大会には、8ブロック約1600校から北海道代表の2校(もう1校は網走南ケ丘高校)を含む12校が出場。上位4校には、8月に新国立劇場で作品発表の機会が与えられる。

 同部は1960年に「蚊遣火」、68年に「絶唱は今もなお」、69年に「新しい出発」で全国に進んだが脚本はいずれも顧問らが手掛けており、生徒による創作劇では初めて。

 晴山さんは自身の脚本が評価されたことを喜びつつ「全国に進めることがとにかくうれしい」と笑顔。全道大会での部員の演技については「緊張感はあったが序盤で笑いも取れ、これまでで一番良い芝居だった」と振り返る。

 「高文連支部大会、演劇祭と演技を重ねる中で、より細かい設定をした」と語るのは澤田彪哲部長(17)=2年=。「全国レベルの演技を見られるのが楽しみ。出るからには上位を目指す」と意気込む。

 本番に向け、作品に込めたメッセージがより伝わるよう脚本を見直したり、舞台の使い方を工夫したりし、個々の演技のスキルアップも図る日々だ。

 7年間、同部の演技を指導する顧問の永田哲之教諭(50)は「互いを信じて練習に励んだ成果」と部員たちの努力や結束力を評価。「6月には全国大会に向けた壮行会もある。せっかくの機会を生かし、何とか新国立劇場の舞台に生徒たちを立たせたい」と話す。

 「やっぱり、こっちがいい」は来年1月8日午後7時から、札幌市中央区のかでるアスビックホールで開かれる「北海道高校演劇スペシャルデー」(札幌演劇シーズン実行委員会など主催)で上演予定。

 チケットは網走南ケ丘高校の劇との2公演通しで一般1000円、高校生以下500円。各プレイガイドで販売している。

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