苫小牧市議会の総務委員会(小野寺幸恵委員長)は20日、JR苫小牧駅前の再整備に関する市民との意見交換会を市役所で開いた。苫小牧駅前通商店街振興組合、苫小牧駅通中心商店街振興組合、苫小牧駅前中央通商店街振興組合の関係者計7人が出席し、市議5人と活発に意見を交わした。
議員が市民と駅前再開発で議論を交わすのは初めて。冒頭を除いて非公開で、約1時間半にわたって議論した。
参加者からは、2014年に旧商業施設「苫小牧駅前プラザエガオ」が閉鎖して以降、地権者との問題解決に10年以上が経過したことに対し「遅すぎる」との指摘が相次いだ。
また、市が掲げるウオーカブルな(歩きたくなる)まちづくりについても「車社会の苫小牧で目的もなく市民が歩くのか」など疑問の声が上がり、駅前を中心として捉える市の本気度を問う声もあった。
小野寺委員長は「再開発の議論は今後増えていく。頂いた意見を行政に伝えていく」と述べ、市に対しても「市の担当者と市民が意見交換する場を持った方がいい」と委員会として求める考えを示した。
















