苫小牧市は20日、夜間バス「ナイとまバス」の実証運行を始めた。タクシーの運転手不足への対応や、忘年会シーズンに繁華街のにぎわい創出を狙った初の試み。市内中心部から東西に各2便を運行し、初日は計46人が利用した。
バスは定員各40人程度で、料金は一律1000円。澄川町の会社員工藤信義さん(65)は「なかなかタクシーもつかまらない。タクシーだと料金も高くなるので助かる」と利用。啓北町の市職員高橋由香さん(40)も「タクシーだと、いつもみんなで乗り合っていた。バスが使えると便利」と話す。この日は乗車中のトラブルもなかった。
持続可能な公共交通の可能性を模索する市の実証事業。市営バスを運行する道南バス(室蘭市)が協力し、年末の金、土曜日、午後9時15分、同11時の1日2便、駅通中央(グランドホテルニュー王子前)から、「102」の光洋澄川線(錦西営業所行き)、「103」の沼ノ端勇払線(勇払正門行き)を運行する。
今後の運行日は21、27、28日。出発地点以外の乗車場所は、光洋澄川線が苫信本店前、大町2丁目、沼ノ端勇払線は表町(北洋銀行苫小牧中央支店付近)で、それぞれ5分停車。降車は希望する停留所でできる。
詳細は市ホームページに掲載しており、「苫小牧市 ナイとまバス」で検索できる。問い合わせは市まちづくり推進課 電話0144(84)4071。
















