苫小牧市教育委員会は2030年度をめどに、児童、生徒数の減少が続く勇払小学校と勇払中学校を統合し、小中一貫の義務教育学校とすることを決めた。26年度に基本設計やアスベスト調査に着手し、27年度から実施設計、地質調査を実施。28~29年度に大規模改修・増築を進める計画だ。
20日の定例教育委員会で決定した。
市教委によると、市街地に近く、緊急貯水槽が整備されている勇払中の既存校舎を活用することで建設費用を1校分に抑制。勇払地区における災害時の指定避難所としての役割も担う。
各校の児童、生徒数は5月1日時点で、勇払小が55人(前年度比5人減)、勇払中は34人(同9人減)。30年度には児童が38人、生徒は33人に減少すると推計されている。
市内の義務教育学校は、2023年度開校の植苗小中学校に続き2校目となる。
















