開選手に道民栄誉特別賞 五輪スケボー2大会連続 銀

開選手に道民栄誉特別賞 五輪スケボー2大会連続 銀
鈴木知事から道民栄誉賞特別賞を受ける開選手(左)=23日午後4時30分ごろ、道庁

 鈴木直道知事は23日、今夏のパリ五輪スケートボード女子パーク競技で銀メダルを獲得した苫小牧市在住の開心那(ひらき・ここな)選手(16)=WHYDAH GROUP=に道民栄誉賞特別賞を贈った。

 道では過去に栄誉賞を受賞し、その後さらに顕著な業績を上げた選手に栄誉賞特別賞を贈呈している。開選手は3年前の東京五輪でスケボー旋風を巻き起こした一人で、同競技で銀メダルを奪取。当時13歳の史上最年少で栄誉賞を受けている。五輪という大舞台で2大会連続の銀に輝き、同特別賞を受賞した。

 道庁1階ロビーで多くの職員の拍手に迎えられた開選手は、3階知事会議室で行われた贈呈式に出席。鈴木知事から賞状と副賞が手渡され、開選手は「名前(ここな)の由来」というヤシの木のイラストを描いた自筆の色紙を知事にプレゼント。東京、パリで獲得した2個の銀メダルも持参し、和やかに歓談した。

 知事は「東京五輪でメダルを取られた時は最年少の栄誉賞でした。それから3年。身長も伸びましたか」と語り掛け、開選手は「170センチくらいに。結構伸びました」と笑顔を見せた。

 知事は「さらにパリ五輪で銀メダルを獲得し、本当におめでとう。道民挙げて活躍をみんなで願っていました」とし、「メダル獲得までの苦労や家族のサポート、多くの方の支援があった中での獲得だったと思う。そういった方々にも心からおめでとうと伝えたい」と述べた。

 開選手は道民の応援が五輪で大きな力になったことを挙げ「また北海道にメダルを持ってこられて本当にうれしい。応援を大変ありがとうこざいます」と語った。知事が五輪後に右足首を骨折したけがの状況を聞くと「今、順調に回復しています。まだリハビリの段階ですが、トレーニングをしています」と説明。年末年始については「今年はゆっくりしたい。また来年の大会に向けて頑張ります」と話した。

 今夏のパリ五輪・パラリンピックでの栄誉賞関連の受賞は、開選手が4人目。

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