苫小牧市町内会連合会(山端豊城会長)はこのほど、2024年度研修講演会を市民会館で開き、会員ら約75人が参加した。日本防災士会の金子哲俊さん(52)が「まさかは必ずやってくる」をテーマに、町内会の備えの大切さを説いた。
金子さんは津波が河川を伝って内陸部に進む特徴を挙げ、「カーブのある苫小牧川は氾濫する可能性がある」と指摘したほか、ストーブや発電機の準備など厳冬期の災害対策の重要性を訴えた。また「災害時は誤情報が多く流れる。信頼できる情報元を活用してほしい」とSNS情報に注意を呼び掛けた。
講演を聞いた有明町の大井正美さん(82)は「津波が来た時に、JRの線路を越えて避難する現実的な訓練が必要だと改めて感じた」と話した。
















