苫小牧障がい児・者福祉連絡協議会が19日、苫小牧市民活動センターで開かれた。教育と障害者福祉の関係者間で情報交換を行うための会合で、市内外の支援学校や中学校の教員、障害者の就労支援施設やグループホーム、相談支援事業所の担当者など約40人が出席。生徒の進路希望の傾向や各施設の受け入れ状況などを報告し合った。
多くの中高生が卒業後の進路を決めるこの時期に市が開催し、今年は相談支援センターとまるんが受託して実施した。
市内中学校で特別支援教育に携わる教員は、来春卒業の生徒の多くが道内支援学校の高等科や定時制課程、通信制高校への進学を希望していることを報告。支援学校の教員も高等科卒業後の進路について説明し、「重度知的障害の生徒の中には、生活の場の受け入れ先を見つけることに難航している人もいる」と、障害児や家族が抱える課題を指摘した。
障害者福祉の関係者らは、各事業所の支援内容や受け入れ枠などを報告。就労支援施設側からは「利用者が多く新規の受け入れは難しいが、利用日数によっては対応可能な場合もある。希望する生徒がいれば相談してほしい」と呼び掛ける声も上がった。
















