苫小牧市は今年、地球温暖化防止や環境問題について考える「ゼロカーボンかるた」を作成した。「CO2 CO2(こつこつ)と未来のためにゼロカーボン」をテーマに市民から読み句を公募し、完成させた。来年1月7日、イオンモール苫小牧で開催される「ゼロカーボンまつり」で体験会を開く。
市によると、昨年7月の読み句の公募に115点の応募があった。「あ」の「アイデアを 出し合い地球を 守ろうよ」から「ん」の「ん!ゴミの日だ いつも回収 ありがとう」まで46句を厳選。省エネ行動を具体的に紹介したり、脱炭素社会の意義を伝えたりしている。
「ね」の「猫だっこ ゆたんぽがわり あったかい」や「し」の「CO2(に) Eこと足せば ECOになる」など遊び心のある作品も目立つ。
読み札、取り札とも縦8・5センチ、横6・5センチ。読み札は1枚に1句ずつ印刷し、取り札の絵は、広報とまこまいでもゼロカーボンに関するイラストを手掛ける市内在住のイラストレーター、アトリエなちこさんが描き下ろした。裏面に読み句を解説する文章も掲載した。
300セット制作し、7月から順次、市内の小学校や児童センター、町内会館などに配布している。「ゼロカーボンまつり」の体験会では、会場の一角に畳を敷き、来場者が4~5人で気軽に楽しめるようにする。
市ゼロカーボン推進室は「発想力豊かな句が寄せられた。かるたを出前講座に取り入れるなど、脱炭素の取り組みを知ってもらうツールとして積極的に活用したい」と語る。
















