苫小牧市入船町の倉庫・港湾運送業、苫小牧埠頭の海津尚夫社長が23日、年末あいさつで苫小牧民報社を訪れた。海津社長は、市内弁天の大型冷凍冷蔵倉庫・北海道クールロジスティクスプレイス(HCLP)を対象に、農林水産省からの「EU(欧州連合)向け輸出水産食品取扱施設」認定を取得したことを明らかにした。
EUなどに輸出される水産食品は、生産から加工、流通まで、EUが求める衛生基準を満たす必要があり、同社は11月29日付で認定を取得した。
海外で需要が伸びている冷凍ホタテ貝柱などの輸出増を見込んでおり、海津社長は「サプライチェーン(供給網)の一端を担い、産業の広がりを後押ししたい」と述べた。
HCLPは道内最大級の港湾型冷凍冷蔵庫で、認定取得で道産食材の輸出拡大などに貢献する。
















