ショパン国際ピアノコンクール 苫小牧の8人全国へ

ショパン国際ピアノコンクール 苫小牧の8人全国へ
全国大会に意欲を燃やす8人。前列左から小松さん、戸﨑君、齋藤さん、柴田さん。後列左から川嶋さん、田中さん、森岡さん、南川さん

 来年1月に東京、神奈川両都県で開催される第26回ショパン国際ピアノコンクール全国大会のソロ部門に、苫小牧市内でレッスンに励む8人が出場する。ショパン国際ピアノコンクールinASIA組織委員会が主催し、全国23カ所の地区予選(11月、オンライン含む)に延べ3100人がエントリー。苫小牧の8人は、札幌市または岩見沢市の地区大会で金、銀、銅賞を受賞し、計141人の中から全国進出を決めた。

 出場するのは▽戸﨑春仁君(6)、拓勇おひさま保育園年長▽齋藤美怜さん(6)、いずみ幼稚園年長▽柴田華音愛さん(7)、沼ノ端小2年▽小松史果さん(9)、拓勇小3年▽森岡咲瑛さん(9)、ウトナイ小4年▽田中菜子音さん(12)、ウトナイ小6年▽南川唯愛さん(14)、青翔中2年▽川嶋航平さん(16)、駒大苫小牧高1年。

 戸﨑君は「ホールいっぱいに響く音で演奏したい」と元気に抱負を語り、埼玉県に住む祖父母に初めて生演奏を披露するという齋藤さんは「大きなホールでピアノを弾いて聞かせるのが楽しみ」と笑顔を見せる。今月26日に別のコンクールの全国大会を控える柴田さんも「楽しく演奏したい」とはつらつとした表情。初めて全国大会に臨む小松さんは「とてもうれしい。金賞が取れるように頑張る」と張り切っている。

 3回目の全国で、昨年は奨励賞を受賞した森岡さんは前回以上の成績が目標。「アジア大会に進み入賞を目指す」と意気込み、初出場となる田中さんは「思い切って演奏したい」と語る。南川さんも全国は3回目。「緊張感はあるが本番で入賞を狙う」と闘志をにじませる。川嶋さんは他の全国大会で受賞歴があるが、ショパンコンクールは初出場。「練習に励み、さらに上を目指す」と最年長者の貫禄を見せた。

 全国大会は1月3日から、昭和音楽大学(東京)、横浜みなとみらいホール(神奈川)など5会場で開催。金賞、銀賞、銅賞、奨励賞の受賞者は同9日からのアジア大会に出場することができる。

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