赤沢亮正経済再生担当相は25日、千歳市を訪れ、次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)の工場建設現場を視察した。同社の東哲郎会長や小池淳義社長らと会い、今後の事業戦略を巡って意見交換した。
ラピダスは、回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体の量産を目指している。2027年の量産開始を目指し、今月18日には半導体回路の微細化に不可欠な極端紫外線(EUV)露光装置を搬入。来年4月の試作ライン稼働に向け、準備は最終段階に入っている。
視察後、赤沢氏は記者会見し、政府の25年度予算案に量産化に向けた金融支援の関連費用が盛り込まれたことについて「方向性を歓迎する。今後も量産に向けて必要なサポートをしていきたい」と語った。
















