札幌市を拠点に活動するマジシャン・アッキーさん(35)は来年1月4日午後1時半から、苫小牧市文化交流センターで入場無料のマジックショーを開く。マジックの驚きと感動を多くの市民に―と初めて企画。チケットの申し込みはすでに定員400人に達したが、今月31日までクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
札幌市出身のアッキーさんは「魔法やUFOなど不思議なことが好きだった」小学1年生の時、父に教わったマジックのとりこになった。その後、マジック教室に通ったり、先輩マジシャンの指導を受けたりして技術を磨き、16年前からプロとして活動。ユーチューブチャンネル「自称天才マジシャンアッキー」の登録者数は3万3000人を数える。
苫小牧市では、2021年11月から2年間限定でマジックバーを経営。特設ステージでの大掛かりなショーからトランプ、コインを使ったテーブルマジックまで多彩なレパートリーで、注目を集めた。
そんな縁から、入場無料のマジックショーを苫小牧で開くことを決断。「普段マジックショーをほとんど見られない地域でやりたかった。できれば子どもたちに見てほしい」と願う。
CFは専用サイト「キャンプファイヤー」で目標金額を10万円に設定し、500円から寄付を受け付ける。寄付額は26日午前11時現在、21人から計7万9600円。
チケットの申し込みは1日の募集開始から数日で定員いっぱいとなり、CFが目標額に到達しなかった場合でも予定通り開催する。無料マジックショーは苫小牧を皮切りに道内の他自治体でも開催していきたい考え。
当日は「アッキーシアター」と銘打ち、瞬間移動や人体切断などイリュージョンマジックを中心に披露する予定。アッキーさんは「同じ空間で直接、見るショーは画面越しとは全く違った体感になる。観客も参加者の一人。初めてショーを見る人も多いと思うが、不思議な世界を純粋に楽しんでほしい」とアピールする。
CFのサイトのアドレスはhttps://camp-fire.jp/projects/803010/view。
















