2025年の苫小牧市の「はたちを祝う会」(旧成人式)は1月12日、市民会館大ホールで行われる。25年度中に20歳を迎える、1451人(前年比30人増)が対象。式の企画、運営を担う実行委員会は本番に向けて礼法を確認したり、当日配る冊子のホチキス留めをしたりと準備が大詰めを迎えている。
民法の改正により22年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえ23年1月、成人式の名称を「はたちを祝う会」に変更し、3回目の式典となる。
実行委は市職員5人で構成。9月末から市役所第2庁舎で7回の会合を重ね、アトラクション内容などを話し合ってきた。今回のテーマは「20 Step By Myself」。自分自身の足で一歩ずつ未来に向かって歩もう―というメッセージを込めた。
式典後のアトラクションではステージ上のスクリーンで25分程度、中学校や高校の恩師からのビデオメッセージを上映するほか、市内で活動する4人組ロックバンド「シャコネロック」が演奏を披露する予定だ。
26日に行われた年内最後の会合では、あいさつ文の読み上げ方や歩き方などをチェックした。「はたちの誓い」はこれまで男女で登壇していたが、昨年度からジェンダー平等の観点から初めて性別を統一。今回は男性消防士2人による力強い宣言が見どころという。
渡辺朱莉実行委員長(20)は「私たちは中学3年の終わり頃から高校卒業までコロナ禍に青春を制限されていた世代。制限なしで対面できる初の式典で、止まった時間が再び動きだすような気がする」と期待を膨らませた。
















