苫小牧市の金澤俊市長は27日、市役所の仕事納めに合わせ、年末あいさつを兼ねた記者会見を行った。2025年に向けて市民や団体、企業、近隣自治体との連携強化を含めた「市民総活躍のまち」を掲げ、「私自身が先頭に立ち、さらなる発展に向けて全力を尽くす」と述べた。
金澤市長は会見で、性の在り方にかかわらず誰もが働きやすい職場づくりを評価する「PRIDE(プライド)指標」で、市が最高位の「ゴールド」と社会課題への取り組みを評価する「レインボー」に同時認定されたことに触れ、「性別を越えて誰もが生き生きと暮らすまちづくりを進める大きな一歩になった」と強調した。
また、地元在住の開心那選手がパリ五輪のスケートボード女子パークで2大会連続の銀メダルを獲得したことや、国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会が苫小牧で開催されたことなどに、「市民の皆さまのスポーツへの関心が高まった。多くの方に来訪いただき、地域経済の活性化につながった」と振り返った。
岩倉博文前市長の辞職に伴う市長選で初当選し、市長となって3週間ほど。金澤市長は「責任の重さを感じ、日々身の引き締まる思い」と現在の心境を語り、「市民の皆さまに寄せられた期待にお応えできるよう、誠心誠意、生まれ育った苫小牧のために汗を流す」と思いを新たにした。
















