苫小牧市内の商業施設で1日、初売りがあり、それぞれ福袋やセール品を買い求める市民らで混雑した。
イオンモール苫小牧(柳町)では、午前7時すぎから各出入り口に長蛇の列ができ、開店時間の同9時になると、店内にどっと客が押し寄せた。
直営のイオン苫小牧店が来店客に無料で配り始めた巳(み)の置物先着400個分は、6分ほどでなくなった。食品や飲料水などを詰め合わせた人気の「福カート」も前年より30台多い200台を用意したが、数十分で整理券の配布が終了した。
松下秀樹店長(59)は「物価高で消費者の財布のひもは固くなっている印象だが、改めて足を運んでもらえる工夫をしたい」と述べた。
母親と妻と訪れた後志管内余市町の会社員徳竹宏太さん(24)は「福カートには米も入っていた。昨年買ってお得だったので、また買えてよかった」と喜んだ。
衣類や飲食などの専門店街は多彩な福袋が人気を集め、苫小牧ウトナイ小4年生の西栞那さん(10)は「お年玉でアクセサリーと文房具の福袋を買えた。中身が楽しみ」と声を弾ませた。
1日は、MEGAドン・キホーテ苫小牧店(木場町)でも初売りが行われた。海の駅ぷらっとみなと市場(港町)は5日午前7時から、今年の営業を始める。
















