苫小牧市の子どもの生け花教室「お花教室ことりクラブ」(田中弘美代表)による卒業花展が7日、表町のファッションメールプラザで行われた。2024年度最後の花展で、生徒が1年間学んだ成果を披露した。
市民活動センターを会場に5月から月1、2回ペースで開かれた文化庁委嘱事業「伝統文化親子こども教室」。今年度は未就学児から大学生まで30人が、華道家元池坊引立教授の田中代表の手ほどきを受けた。
卒業花展には14人が出品。6日は会場で生徒らが金色と銀色の染めヤナギの枝、赤い実を付けたセンリョウ、ハボタンといった新春らしい花材でそれぞれ感性豊かな作品に仕上げた。縁起物と一緒に赤いカーネーションやネコヤナギを用いた可愛らしい作品などが目を引いていた。
正月をイメージし、花を生けたという清水小5年の佐藤楓弥菜さん(11)は「仕上がりに個性を出せてやりがいがある」と笑顔を見せた。
















