千歳市花園2のサケのふるさと千歳水族館で「西野正史サケ写真展~生命の環(いのちのわ)~」が開かれている。12日まで。
西野さんはサケの撮影をライフワークとする北海道新聞社のカメラマン。主に道内や東北地方の川を対象にし、厳冬期は千歳川の上流域で活動している。
写真展のサブタイトルは「厳冬の千歳川を産卵遡上するサケ、道内各地の川に見る死と新たな生」。千歳川で自然産卵され、ふ化した野生のサケの稚魚は3~5年の長旅を経て、厳冬期に傷だらけで遡上(そじょう)し、繁殖して生涯を終える。写真は、稚魚から命が尽きて川底に横たわるホッチャレ(サケの死骸)まで40点。その生涯を紹介している。
シンガポールから来道し同館を訪れた親子は「普段見ることができないサケの姿がとても素晴らしい」と真剣に見入っていた。
















