高校生が学習支援 冬休み中の小中学生へ 市社協

高校生が学習支援 冬休み中の小中学生へ 市社協
高校生に見守られながら勉強に打ち込む小学生

 苫小牧市内の高校生が”先生”となって冬休み中の小中学生に勉強を教える、市社会福祉協議会主催の学習会が6~8日、市内で実施された。小中学生は冬休み中の宿題や苦手な分野の問題集などを持参し、高校生に見守られながら真剣に勉強に打ち込んだ。

 小中学生の学習支援や地域交流、高校生にボランティア活動の楽しさを知ってもらう機会として、昨年1月にスタートした取り組み。今回は拓勇東町や桜木町、明徳町などの総合福祉会館やパブリックセンターを会場に全7回実施。小中学生延べ82人、高校生ボランティア同52人が参加した。

 このうち、美園町の美光町内会総合福祉会館では6、7日の2日間、市社協と美光町内会青少年部、市内の子ども食堂「未来キッチン」の連携企画として実施。20分間勉強し、数分間休憩してまた20分間勉強するというスタイルで進行し、休憩時間には消しゴムやペンケースなどを高く積み上げるゲームやじゃんけんなどを全体で楽しんだ。最後まで頑張った子どもたちには、未来キッチンが準備したクッキーやプリンも振る舞われ、小学生は「宿題が終わってすっきりした」「おいしいプリンも味わえて最高」と喜んだ。

 高校生ボラの伊東花穂さん(苫小牧東高1年)は「自分は子どもが苦手だと思い込んでいたけど、とても楽しかった。自分の新しい一面を知れたので、ボランティアに参加してよかった」と笑顔。同じく山田凜乃さん(同2年)も「昨年もボランティアをして楽しかったので、今回も参加した。とてもいい経験になった」と語った。

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