美容室にカフェ併設 今春、さいとう楽器跡に新店舗 苫小牧

新店舗の予定地で構想を語る長野代表

 苫小牧市春日町の美容室「サロン ド リッチェ」の長野有一朗代表(39)が4月、さいとう楽器の店舗跡で美容室とカフェを融合した新店舗をオープンさせる。「市内初のカフェ併設サロンで顧客サービスを充実したい」と意気込む。近く建物の改修工事に入り、3月中の完成を目指す。

 店舗は鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積330平方メートル。1階に美容室とネイルサロン、カフェレストランを併設する。働き盛りの女性をメインターゲットとしつつ、幅広い年代の客を取り込みたい考えだ。

 2階はフリースペースとして、小規模なイベントや研修会などの会場として開放。長野代表は「自宅や職場とはまた異なる、くつろぎの空間を提供したい」と語る。

 ヘアカットやパーマに合わせネイルの施術、フットケアなど多彩なサービスを提供。一度の来店で複数のおしゃれを楽しめる仕組みを構築したい考えだ。

 挙式を控えた女性の全身無駄毛処理「ブライダルシェービング」も取り入れ、多様化する顧客ニーズにも応える。

 併設のカフェではミシュラン一つ星レストランのシェフ監修のスープパスタやペンネ、季節に合わせたドリンクやシェイク、スイーツなどのメニューを、店内飲食とテークアウトで提供する。

 新店舗は、長野代表の妻美喜さん(34)がチーフとして切り盛り。既存店を「リッチェ別邸」に改称し2店舗体制となる。長野代表は「人材育成を進めながら、さまざまなことにチャレンジしたい。人をわくわくさせられる店舗づくりに努める」と抱負を述べた。

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