地域政党「新党大地」代表の鈴木宗男参院議員(比例代表)は11日、札幌市内で今年初の大地塾例会を開き、少数与党の石破政権の国会運営、20日に就任するトランプ米大統領との日米関係の在り方などを巡り講演した。終了後、記者団の取材に応じた鈴木氏は、自身が任期を迎える7月の参院選について「私自身まだやり残した仕事がある。北海道の後援会、全国の支援者の思い、声をしっかり受け止め、最終判断したい。3月までに方向付けはしたい」との姿勢を示した。
鈴木氏は2025年について「私の人生の集大成の年と位置付けている」とし、「昭和から100年、何といっても戦後80年の大きな節目の年だと思っている」と説明。「7月に参院選がある。これが一番の政治日程だ」と述べた。
やり残した仕事に関しては「北方領土問題の解決。日ロの平和条約の締結の問題がある」と指摘。「私は何とかこのレールだけはしっかり敷いた形、あるいは敷かなければならないという強い思いがある」と強調。「私がいなくても日ロがうまく動いていくとなればいいが、それまでの人材が出るか。今のところ見通しもない」と語った。
記者団から衆参同日選になった場合の対応を問われると、「いろんな選択肢がある。難しい面もあるが、やりやすい面もある。ダブル選もあるということを頭に入れても、3月中には意思表示しなければいけないと思っている」と述べた。
















