苫小牧市内の全小中学校と義務教育学校計37校で14日、始業式が行われた。暑さ対策で今年度から夏休みが3日延長された分、例年より3日短い冬休みとなったが児童生徒たちは元気に登校し、新学期に臨んだ。
北星小学校(北條孝行校長、児童数296人)は始業式の冒頭、燃える森にハチドリが1滴ずつ水を落とす、南米の民話「ハチドリのひとしずく」をスライド上映。北條校長は「諦めず消火するのか、仲間も手伝うのか。『わたしにできることをするだけ』という主人公の言葉のように、できることに取り組む3学期にしてほしい」と呼び掛けた。
式の後、各教室では児童が冬休みの思い出や3学期の目標を発表。2年2組(22人)は、升目に「本を読んだ」「お手伝いした」などと書かれた「冬休みビンゴ」を実施し、規則正しい生活が送れたかをゲーム感覚で振り返った。
川口琉功(りく)君(8)は「習い事のプールや英語、そろばんを頑張る」と決意表明。三浦菫さん(8)は「誕生日にゲームソフトを買ってもらったり、いとこと会えたり、楽しかった」と笑顔を見せた。
















