こんな子育て施設がほしい 商議所青年部がウェブアンケート 政策提言に反映

こんな子育て施設がほしい 商議所青年部がウェブアンケート 政策提言に反映
アンケートにつながるQRコード

 苫小牧商工会議所青年部(藤淳一会長)は、JR苫小牧駅周辺の再開発に向けて、「苫小牧にこんな子育て施設がほしい」という市民の声を集めようと、31日までウェブアンケートを実施している。市に対して予定する政策提言の根拠にする考えで、市民に協力を呼び掛けている。

 同青年部は、50歳以下の商議所会員で構成。青年としての視点や発想で町の発展に寄与しようと、行政への政策提言などを行っている。市が進める駅周辺ビジョンの策定などに合わせ、子どもたちが楽しく安全に過ごせる施設や、保護者の支援につながる場所を同エリアで実現しようと、23年6月から具体的に取り組んでいる。

 会員には子育て世代が多く、もともと会員同士で「乳幼児、未就学児の子どもが安全に、安心して遊ばせられる施設が少ない」「公園など屋外施設はあるが、雨天時に出掛けられる場所がない」などの声を上げていた。視察や意見交換、勉強会なども重ね、市に要望する方針を固めた。

 ウェブアンケートはその根拠とするもので、昨年12月26日から今月31日まで実施。「子育てアンケート」と題し、設問は「全天候型子ども支援施設があれば利用するか」など14問。回答は選択式だが、「その他」を選べば自由に意見を書き込める。QRコードからつながる専用フォームで回答できる。

 子育て世代はもちろん、祖父母世代、これから子育てする若い世代など、子どもと関係する市民の声を集めており、回答1000件を目標にしている。商議所や市教育委員会、公共団体のSNSで協力を呼び掛けているほか、回転ずし店クリッパー全店でチラシを掲げている。

 集まった意見を、3月中旬にも市に提出予定の要望書に盛り込む考えで、藤会長は「計画ができてからでは声を届けるのは難しい。計画を作り始める今のうちに動いて、真剣に声を上げていきたい。苫小牧で生まれる子や子育てをする市民、自分たちの手でまちをつくっていこう」と呼び掛けている。

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