苫小牧市静川で国内最大の国家石油備蓄基地を管理運営する、苫東石油備蓄(東京)の中井浩之社長は17日、新年あいさつで苫小牧民報社を訪れた。
中井社長は「石油はエネルギー供給のとりで」と訴え、「石油タンクの定期点検や災害に備えた訓練などを引き続き行っていく」と新年を展望した。
一方、石油燃料などを次世代エネルギーに転換する、脱炭素関連の加速する動きを見据えて「(原油の)貯蔵量が減っていく将来に成長をどう見せていくか」などと課題を挙げた。
その上で「人材確保にも影響することから、従業員の(仕事に対して積極的で充実した)エンゲージメントを上げたい。備蓄事業に対する市民の理解も必要」と強調した。
















