インターハイ特需でホテル満室 苫小牧

インターハイ特需でホテル満室 苫小牧
宿泊先のスタッフらにあいさつする武相高校アイスホッケー部

 20日、氷都・苫小牧市で開幕した第74回高校アイスホッケーの全国選手権大会(インターハイ)。全国から28チーム、968人(大会役員らを含む)が参加予定で24日までの期間中、市内の主な宿泊施設は満室状態となり、インターハイ特需が生まれている。

 大会には選手472人と監督・コーチ125人、役員ら371人がエントリー。道外からの出場校が、17日から続々と苫小牧入りしている。

 苫小牧開催は2015年の第64回大会以来10大会ぶりで、グランドホテルニュー王子(表町)には慶応義塾高校(横浜市)、関西第一高校(大阪)、清水高校(十勝管内清水町)など5校が宿泊。宿泊部門の担当者は「例年、長期休暇明けの1、2月は稼働率が低下しやすいので、団体利用は非常にありがたい。インターハイ効果を実感している」と話す。

 光泉カトリック高校(滋賀県)、八戸工業(青森県)など4校の宿泊予約が入るホテルウィングインターナショナル(表町)もインターハイ開催が決まってからホッケー関係者からの問い合わせが相次ぎ、連日満室状態。「飲食店や土産店にも経済効果をもたらすのでは」と期待を寄せた。

 武相高校(横浜市)や岡山理科大学付属高校(岡山市)、釧路連合の3校が泊まるホテル杉田(表町)も、大会期間中は全35部屋がフル稼働。一般客も滞在しているが、大会関係者でほぼ貸し切り状態という。18日に現地入りした武相高校の山田展平主将(18)は、合宿などで以前にも利用しており「ご飯の量が多く、おいしいので宿泊するのが楽しみ」と笑顔。「自分にとって出場できる最後の年なので、1試合でも多く勝ちたい」と意気込みを語った。

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