北洋銀行は、2024年10~12月期の道内企業の経営動向調査結果を発表した。全産業の売り上げDI(「増加した」企業の割合から「減少した」企業の割合を引いた数値)は前期(24年7~9月期)から1ポイント低下のプラス9、利益DIも1ポイント低下のプラス3だった。売り上げDI、利益DIとも2期連続でプラス圏を維持した。
このうち製造業の売り上げDIは前期から6ポイント改善してプラス・マイナス0と、5期ぶりにマイナス圏を脱出。利益DIはマイナス3ながら、前期から6ポイント上昇して持ち直しの動きが続いている。
非製造業の売り上げDIは4ポイント低下してプラス12と3期連続プラス圏。利益DIは4ポイント悪化してプラス5となり、2期連続でプラス圏を維持した。
売り上げDIの業種別では8業種中、鉄鋼・金属製品・機械と運輸業の2業種で改善。木材・木製品、建設業、卸売業、小売業、ホテル・旅館業の5業種で悪化。食料品は横ばいだった。
利益DIの業種別では、鉄鋼・金属製品・機械、小売業、ホテル・旅館業の3業種で改善。食料品、木材・木製品、建設業、卸売業、運輸業の5業種で悪化した。
全産業の25年1~3月期の見通しでは、売り上げDIは7ポイント低下してプラス2となるが、3期連続でプラス圏を維持。利益DIは7ポイント悪化してマイナス4と、3期ぶりにマイナス圏に転じる見通し。
当面する問題点(複数回答)では、「人手不足」が64%で最多。これに「原材料価格上昇」が63%、「諸経費の増加」が50%、「人件費増加」が47%で続いた。
企業からは「コロナ禍以降、友人や家族との外食、職場や自治会の宴会が激減。推進策を模索中だが、難しさを痛感している」(観光ホテル・道央)、「住宅需要の低下により業界全体の衰退が加速している」(住宅建築業・道央)、「札幌圏での大型工事を控える中、運転資金の確保もさることながら、人繰りの確保が課題」(総合建設業・道東)などの声が上がっている。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託した。昨年11月中旬~12月中旬に道内企業700社を対象に実施。389社から回答を得た。回答率55.6%。
















