持続可能な圏域目指す 東胆振定住自立圏共生ビジョン素案まとまる

持続可能な圏域目指す 東胆振定住自立圏共生ビジョン素案まとまる

 苫小牧と白老、厚真、安平、むかわの1市4町で定める次期「東胆振定住自立圏共生ビジョン」の素案がまとまった。東胆振1市4町の目指すべき圏域像や、2025年度から5カ年の具体的な取り組みなどを提示。市は25年度の運用開始に向けて、26日まで素案に対する意見公募(パブリックコメント)を行っている。

 次期ビジョンは、千歳市への次世代半導体製造ラピダス(東京)進出に伴う産業の発展、ゼロカーボンの取り組みなど、圏域のポテンシャルを生かした持続可能かつ、安心して暮らし続けられる圏域を目指すことを将来像として設定した。

 また、▽地域公共交通ネットワークの強化による住民の足の確保と利便性の向上▽東胆振ブランド力の強化と交流人口の拡大▽医療・防災体制等の充実による「安全・安心」な生活環境の向上―の既存3本柱に、デジタル技術の要素を取り入れる。

 主な取り組みの変更点では、26年4月に予定する東胆振消防指令業務の共同運用化に伴い、「防災」の分野を「防災・消防」に改め、消防指令業務の広域化を新たに追加。「環境」の分野では、市と厚真、安平、むかわの3町と調整を進める下水汚泥・し尿処理の広域化について協定を締結し、項目を加える予定としている。

 素案や意見提出用紙は市のホームページから印刷できる他、市役所や出張所、各コミュニティセンター、まちなか交流センター・ココトマ、各町役場などで配布。市ホームページ内の意見提出フォームからも直接入力できる。

 問い合わせは、市政策推進課 電話0144(32)6039、ファクス0144(34)7110。

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