札幌市在住で、空知管内南幌町にアトリエを構える画家、別府肇さん(66)の苫小牧市内で初となる個展「粒子/振動」が30日まで、喫茶プロムナード(表町5)で開かれている。茶や調味料などを絵の具に用いたり、金属の反応時に紙に染み出した模様を生かすなどした抽象、具象の絵画9点が並ぶ。
連作「粒子」2点(共に46センチ×74センチ)は、空想の花弁を通り抜ける粒子の躍動を描いた。連作「振動」2点(共に64センチ×75センチ)は雅楽器の一つ「鞨鼓(かっこ)」をモチーフに、長い時代を経て朽ちて変容していく様子を表現した。
別府さんの技法は、複数の素材や絵の具を組み合わせて作るミクストメディアと呼ばれる。インクや染料以外にうがい薬やコーヒー、さびなど何でも絵の具の材料にするという。別府さんは「塩の液と砂糖の液では色や模様の広がり方、色のあせ方が違う。自分でも予想が付かない絵になる面白さがある」と語る。
午前10時~午後6時。日曜は同1時から、最終日は同4時まで。28日は定休日。
















