東胆振や日高管内 ヒグマ目撃相次ぐ、警察など注意呼び掛け

東胆振や日高管内 ヒグマ目撃相次ぐ、警察など注意呼び掛け

 東胆振や日高管内でヒグマの目撃報告が相次いでいる。過去5年で最も多かった昨年や一昨年より少ないペースだが、北海道猟友会苫小牧支部長の荒木義信さん(82)は「親離れした子グマがうろつく時期。好奇心が強く、昼夜を問わず活動するので注意が必要」と呼び掛けている。

 苫小牧署によると、東胆振では今年は3月20日に苫小牧市丸山の国道で体長1・5メートルのヒグマが目撃されて以降、29日現在で21件の通報などが寄せられている。このうち6月は8件に上っており、活動が活発化していることがうかがえる。

 市内では今月、柏原の会社敷地内や国道、近郊でも白老町白老の山中や安平町早来北進の道道上などで確認。警察への報告件数は昨年よりも少ないが、荒木さんは長年の経験から「今年の方が多い印象」と指摘する。日高管内でも門別、静内、浦河の各署に複数の報告が入っており、各署や自治体が付近を警戒するなど対応に当たった。

 道などによると、ヒグマの個体数は被害防止対策の一環で1966~89年度に実施した春グマ駆除の廃止以降、年々増加傾向で推移しているという。道の生物多様性保全課などは事故防止のため、山に入る際は事前の情報収集と家族への連絡、熊よけの鈴を着けて複数人で行動するよう呼び掛け。山中でクマのふんや足跡を見つけた場合、すぐに下山して警察に通報するよう求めている。

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