旧トマモール石綿問題で住民説明会、相談窓口で対応継続

旧トマモール石綿問題で住民説明会、相談窓口で対応継続
健康不安を与えたことについて陳謝する朝日建装とマルハンの関係者

 JR苫小牧駅北口の旧大型商業施設トマモールの解体工事をめぐり、アスベスト(石綿)対策の不備に伴う業者側の住民説明会が4日、苫小牧市内で開かれた。業者側は健康被害を心配する近隣住民の検査を進めるとし、継続的な相談窓口を開設する考えも示した。

 説明会は第八区総合福祉センターと文化交流センターの2会場で計4回行われ、市民ら延べ50人が参加。工事発注者のパチンコ大手マルハン(本社京都・東京)と、一時停止命令を受けた当時の解体工事元請け業者の朝日建装(大阪市)の役員らが出席。冒頭、石綿の不適切な処理で健康不安を与えたことを陳謝した。

 業者側は説明の中で、解体現場から半径約200メートル圏の約200世帯に対し、6日から9月30日まで、苫小牧市立病院と王子総合病院で石綿被害の有無を調べるエックス線検査を無料で受けられる体制を整備。現在希望者を確認中とした。

 朝日建装の弁護士は、工事中に実施した石綿飛散調査結果について「基準値を超えるデータは確認されていない」と説明。将来的な健康への影響に配慮して、マルハン側が8月下旬の着工を目指しているパチンコ店の開業以降、相談コーナーを設けて継続的に対応する考えも明らかにした。

 旧トマモールの解体工事は2017年11月、石綿対策の不備で一時停止。朝日建装は元請けから外れ、別の静岡県の解体業者が19年11月に石綿対策を徹底した上で再開。今年3月末までに建物と外構の解体工事を終えた。

 健康不安などに関する問い合わせは朝日建装 電話06(6793)1688。

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