件数は3年連続減少 上期の道内企業倒産108件

件数は3年連続減少 上期の道内企業倒産108件

 帝国データバンク札幌支店は、2020年上半期(1~6月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同期に比べ3年連続減少し、10・7%(13件)減の108件にとどまった。一方、負債総額は4年ぶりに前年同期比で増加に転じ、4%(6億100万円)増の157億1800万円となった。また、法的整理による新型コロナウイルス関連の倒産(負債1000万円以上)は19件発生した。

 業種別では、「小売」が26件で最多。以下、「サービス」(24件)、「卸売」(18件)、「建設」(15件)の順。負債総額では、老人福祉事業者や病院、観光ホテルなどの倒産を背景に「サービス」が48億1200万円で最も大きくなっている。

 主因別では、「販売不振」(72件)が全体の66・7%を占めた。また、後継者難による倒産も12件発生した。

 地域(振興局)別では、石狩が46件で最多。これに十勝(10件)、釧路(9件)、上川(8件)と続いた。胆振と日高では各4件発生した。

 コロナ関連の法的整理による倒産は2月が1件、3月が1件、4月が9件、5月が2件、6月が6件の計19件発生。この他、事業停止も3件あり、影響が広がっている。

 同支店では「ほぼ全ての業界に新型コロナウイルスの影響が及ぶ中、今後も幅広い業界で倒産が発生する可能性がある」と分析。一方で実質無利子・無担保融資などの資金繰り支援策により、「倒産は抑制される面もある」と指摘。ただ、コロナ禍は「長期戦が予想され、廃業や破産など事業継続を断念する企業が出てくることも想定される」と懸念している。

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