白老駅北からにぎわい創出 12日からウポポイ開業へロングランイベント

白老駅北からにぎわい創出 12日からウポポイ開業へロングランイベント
白老町や道のロングランイベント会場となるポロトミンタラ

 白老町は、民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業する12日から駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)でロングランイベントを展開する。10月11日までの毎週土・日曜日と祝日に、白老で生産された野菜や地元銘菓を販売したり、音楽ライブなどのイベントを計画する。同じ会場で同日から道が企画した物販やアイヌ文化発信のイベントも8月末にかけて連日開催し、地域の観光振興につなげる。

 「しらおいポロトミンタラ・フェスティバル2020」と銘打った町のイベントは、観光インフォメーションセンター付近で開催。初日の12日は、地元で生産された野菜や花苗、鉢花の直売、地元銘菓として知られる若草本舗の餅や団子の販売などを予定している。当日は白老アイヌ協会の協力で、アイヌ民族の伝統料理オハウ(汁物)を無料提供。午前11時からと午後1時からの2回、それぞれ100食限定で振る舞う。

 今月の毎週土日も白老産野菜の直売や餅、団子を販売。白老牛を使ったバーガー販売も行い、25、26両日は白老町の姉妹都市青森県つがる市の特産品直売会も催す。開催時間はいずれの日も午前9時からで、商品が無くなり次第終了する。

 その後、10月にかけて祝日を含めた土日に、子ども向け行事やミニ音楽ライブ、フリーマーケットなども盛り込んだイベントを企画。8月1、2日には白老町社会福祉協議会主催の「しらおい笑顔まつり」をポロトミンタラで開く。町は「イベントで町のにぎわいを創出し、ウポポイの開設に合わせて観光客をおもてなしの心で迎えたい」と言う。

 道が主催するイベントも、観光インフォメーションセンターに近くで12日から開催。大型テントを設置し、地元木彫り作家・山田祐治氏が制作した木彫りの熊やフクロウを常設販売。室蘭うずら園のプリン、札幌市のスイーツ店ましゅれのソフトクリームも提供する。また、地元事業者などによる飲食、物販のチャレンジショップも企画する。8月7~10日には「キッチンカーフェス」も催す。

 初日の12日はオープン記念イベントとして、地元のアイヌ文様刺しゅうサークルによる刺しゅう体験コーナー(参加費500円)を設けるほか、アイヌ工芸品の展示販売も予定している。

 開催時間は今月19日までの平日が午前10時から午後7時、土日は午後9時まで。20日以降は午前10時から午後9時とし、定休は毎週月曜日。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る