4-6月期 市内のアライグマ捕獲頭数、過去最多に迫る

4-6月期 市内のアライグマ捕獲頭数、過去最多に迫る

 苫小牧市内で今年4月から6月末までに捕獲された特定外来生物アライグマは、過去5年の同期で最多だった102匹に迫る101匹に上った。例年、繁殖期で行動が活発化する6~8月に捕獲数が増える傾向にあり、市は「順調に捕獲事業が進んでいる」と語っている。

 アライグマは雑食性で農作物を荒らすなどの農業被害が課題。市環境生活課によると、成獣でも体長が70センチほどで視認しにくいことや警戒心が強く、繁殖力もあるため「生息数は推定できていない」と話す。道に寄せられた捕獲頭数を見ると、直近の2018年度は前年度比2414匹増の1万8596匹で年々増加傾向にある。

 市は10年度から業者に委託したり、農家などに箱わなを貸し出したりしながら捕獲を強化。昨年度は過去5年間で最多の227匹を市内全域で捕獲するなど一定の成果を上げている。

 今年度の捕獲頭数は6月末時点で業者52匹、貸し出しわなは49匹。市は毎年、繁殖期を迎える4月ごろから対策を進めており、夏から徐々に数が増える傾向がある。担当者は「気性が荒いため、見つけてもむやみに近づかず、餌も与えないでほしい。家庭菜園の食害がある時などは市に相談してほしい」と呼び掛けている。

 道生物多様性保全課によると、道内でアライグマが野生化したのは1979年ごろ。恵庭市内で飼育されていた北米原産のアライグマ約10匹が逃げ出し、酪農地帯などで定着したのが始まりとされている。天敵がほとんどおらず、満1歳ごろから成獣化。雌は3~6匹を産むなど繁殖力が強いため、全道各地で目撃例や捕獲数が増えている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る